ドイツと犬

 

経済も産業も医療も自然保護も、環境問題も全てにおいて先進国のドイツ。

そんなドイツは動物愛護についても非常に盛んな国です。

ドイツではベルリン以外にも公共機関を使って犬と一緒に移動出来たり、レストランやカフェに入る事が出来ます。

特にベルリンでは年間を通して広い森の中でノーリードで運動が出来たり、色々な理由はありますが、犬の主人としており、犬と街中を歩いて心地よいと思えるのは、犬に対する周囲の反応が、他国と比べても好意的であるのが根本にあると思います。

そうは言っても全ての人間が犬好きなわけではありません。

ドイツの犬飼育率は約13%です。

犬を好む人は全体的にみるとまだまだ少数派です。

大多数が恐らくどちらでも良いと思っているのではないでしょうか。

だからといって社会から犬を排除するわけではありません。

犬と森に散歩に行き、犬が他人に近寄って言ったとしても大きな反応はありません。

電車の中で犬と隣り合わせになっても、犬好きな人が寄ってくるだけで、嫌そうな顔をする人もいないのです。

皆が普通に犬の存在を気にすることなくそのまま流れています。

犬を飼っている人だけではなく、犬を飼っていない人も犬に対しての社会化が出来ているのです。

ドイツ人にとって犬は人間の子供を何ら変わらない存在なのではないでしょうか。

しかし、向こうの方から突然犬が吠えながら近寄ってきたり、電車の中で犬が吠え始めると当然ですが不満の声は出ます。

犬が走り寄るよりも、吠えながら寄ってくる方が強迫感や恐怖を感じて吠える声は、よほどの事が無ければ犬好きでない人間に理解をされるのは難しいと思います。

犬がどこでも同伴できるといっても、社会の中で犬の存在が許容されるために、不特定さ数の人間に犬がどのように振る舞うか、電車に乗っていて移動して良い犬の最低条件などを暗黙のルールで決められているのです。

ペットとしてでなはく、社会に適した生き物として、犬と飼い主が生活するためには一方的に人間が要求して身につけさせるのではなく、犬が社会の一員として、人間社会で適応出来るように犬の持って生まれたある程度の欲求を満たしてあげる必要があります。

ドイツの犬が幸せな点としては、犬が犬として暮らす事が出来る以外にも、社会が犬を許容していたり、社会が許容しているからなのかはわかりません。

しかし、犬の事をどうでも良いと思っている人ですら、躾が悪いと言わずに、飼い方が悪いと言うのです。

犬が犬らしく暮らすことが出来ないのであれば、犬が社会のルールを受け入れず、社会もそれを受け入れない事。

犬が社会で覚える事は人が教える躾だけではなく、犬の暮らし方や飼われ方が大きく関わっているといった事を犬を飼っていない人でも知っているのです。

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