生類憐みの令

江戸時代に発令された生類憐みの令。

5代将軍徳川綱吉が発布した、天下の悪法とされるものです。

学生時代に歴史の授業で習ったはずです。

この法令は、綱吉が死去するまで22年間にも及んで続けられた法令です。

簡単に言うと、動物の殺生を禁止したものです。

綱吉には世次男子が出来ずに隆光と言う僧が、将軍は前世で多くの殺生をしたのでその報いがきたと言いました。

それをきっかけに生類憐みの令が誕生したとされています。

綱吉が戌年だったためか、犬を愛護するべきと考えました。

最初は野良犬が可哀想なので収容させるといったことや、馬の荷駄を軽くしてあげるといった穏便な内容だったのですが、日を増すごとに動物愛護が徹底されていったそうです。

そして、犬猫などを殺した者は死刑になるといった処分が取られたのです。

今の時代でも、動物を虐待する人間が後を絶たないのが現状。

死刑とまでは言わずとも、人間に対して行ったことと同様に裁かれても良いのではないでしょうか。

生類憐みの令では、鳥を撃ち殺した役人が死刑になったり、頬に止まった蚊を叩いた人が島流しになったりもしたそうです。

独裁政治はいつの世もエスカレートするとおかしな方向に向いてしまうのですね。

更にはお犬様用屋敷が作られて、数十万頭の野良犬が手厚く収容されており、お犬奉行以下大勢の役人が管理をしていたのです。

江戸の市民は犬の保護の為に多額の経費を払うまでになりました。

結果的に動物は愛護出来ても人権が主張されなかったのです。

更には綱吉の死後は、何の罪もない犬が虐待されてしまったのです。

犬には何の罪もないが、庶民のお犬様に対する恨みが蓄積されており、犬医者も迫害をされたとされています。

ドイツ国内には犬税と呼ばれるものが存在します。

生類憐みの令とは少し違うかも知れませんが、税金を取ることで、可愛いといった人間の勝手な理由で暮らす人は減る様な気がします。

動物と暮らす事に大きな責任感を持たなければ愛護精神など何も変わらない気がします。

ペットではなく家族なのです。

そして、徴収した税金で、動物などを守ってあげたり、動物介護用品などを作ってあげとぇほしいですね。

生類憐みの令は結果的には庶民を苦しめてしまう物にはなったのですが、野良犬を収容する施設を作ったりといった事は今日でも学ぶ事が出来るのではないでしょうか。

殺処分が年間何十万頭もある日本。

それと比べると当然のことながら綱吉の方が正しいと私は思います。

 

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